お供えに関するQ&A
Q プリザーブドフラワーってお供え花にしていいの?
A プリザーブドフラワーとは、お花の水分と色素を抜き染料と保存液に浸し乾燥したものです。上手に保管すると5年以上楽しめることも多く、経済的です。
本来はその生涯をイメージ出来るように生花を生けたいところですが、水替えの必要がなく、本物のお花の風合いもそのままの状態が長く楽しめるという点で
近年プリザーブドフラワーが重宝されるようになってきました。
葬儀後の後飾りや日常のお仏壇、手元供養へのお供え等、多忙な方や高齢の方にも管理がしやすい点もメリットです。
ただ、地域や宗派によってもお悔みのマナーは違うので、お贈りする際は確認は必要です。
Q 使ってはいけない花って?
A こちらも色々な考えがあるようですが、一般的には以下の花が良くないとされています。
・毒のある花
・棘のある花
・香りのきつい花
・食用の花
実際には毒のあるとされるスズラン、シャクナゲ、スイセン、チューリップ、ヒガンバナ等、棘のあるバラやアザミ、香りの強いカサブランカ、食用のソバの花等、
他にもつる性のものは良くない等ありますが、最近では故人の方がお好きだったお花であれば良いとする考えも多く浸透してきている様です。
当店でも当初はピンポンマム(菊)や蘭等を中心にお作りしていましたが、そういった考えを取り入れて可愛らしいバラも(もちろんプリザーブドフラワーなので棘は無い状態です)使用しています。
Q お花の色のルールって?
A お気持ちを届けられれば故人の方やペットちゃんのイメージに合う花色を選んで問題ないのですが
良く言われているのは亡くなってお日にちが浅い場合は白を基調としたお花でまとめる事が多いです。
四十九日以降は白を基調にピンクやブルー、黄色等の淡い色を足していきます。
個人的には、故人の方のお好きだったお色味を選ばれるとお供えする側もされる側も、気持ちがほころんで
心の通う祈りのひとときになるかと思います。
Q お供え花を飾る位置は?
A 地域、宗派等にもよっても違うのですが、お仏壇に飾る場合、対であれば両側に左右対称になるように生けたお花を飾ります。
コンパクトな家具調仏壇やステージ型の仏壇の場合でアレンジ1基を飾る場合は、お花は向かって左側に飾り、お香は真ん中に蝋燭は右側に配置する事が多い様です。おりんはその更に右へ、仏飯器と茶湯器は香炉の後ろに配置すると良い様です。
いつも見える場所へお写真とお花だけをお供えするというケースもありますが、私は素敵な事だと思います。
お空の大切な方やペットちゃんにそのお気持ちが伝える事が何より大切だなぁと思う今日この頃です(*^-^*)
Q プリザーブドフラワーのお供え花にケースって必要?
A プリザーブドフラワーやドライフラワーは湿気や風に弱くカビや割れの原因になります。ですがそういった場所でなければ必ずしもケースは無くても大丈夫です。個人的にはせっかく本物のお花を使用したアレンジですので、なるべくナチュラルな飾り方が素敵だなと思ってしまいます。埃対策には柔らかい絵筆等やドライヤーの弱冷風を当てたりして優しく取り除きます。なるべく長く持たせたい場合はケースを使用した方が良いと思いますが、時期が来たら新しいアレンジを探すという楽しみ方も一考です。又、ペットちゃんのいらっしゃるお宅ですと万が一の誤飲を防ぐ意味でケースに入れた方が安心ですね。
どちらにしても直射日光の当たる場所や多湿の場所はお控え下さいね。