お供えに関するQ&A
Q わんちゃんのいるお家へのお供え花で気をつける事は?
A 猫ちゃん同様、沢山の禁止植物があるのですが、その1例をご紹介しますね。
ユリ、チューリップ、ヒヤシンス、ツツジ科の花、紫陽花の蕾と葉、水仙、朝顔の種子、アロエ、オシロイバナ、ポインセチア、キョウチクトウ、彼岸花、ハイビスカス、カーネーション、キク、シクラメン、パンジー、ビオラ、クリスマスローズ、カラジウム、セローム、桜の葉や樹皮、アイビー、ポトス、
わんちゃんは、お散歩中の道端のお花にも注意が必要ですよね。
Q 猫の居るお家へのお供え花で気をつけることは?
A 猫ちゃんを飼われているご家庭へお花を贈る際に気を付けなければいけない種類のお花をピックアップしてみますね。好奇心からかじったり、花粉が付いた後グルーミングしたりすることで、中毒症状や痙攣、皮膚炎等を起こす事がありますので細心の注意が必要です。
まずはユリ科、ナス科、ツツジ科、キンポウゲ科の花はアレンジに入れないことです。
具体的にはユリ、チューリップ、ヒヤシンス、スズラン、ほうずき、ペチュニア、ツツジ、シャクナゲ、アザレア、アネモネ、デルフィニウム、ラナンキュラス、オダマキ、パンジー、ビオラ、クリスマスローズ、カロライナジャスミン、グロリオサ、キク、デイジー、マーガレット、ヨウシュヤマゴボウ、イヌサフラン、スノーフレーク、ユウガオ、ジキタリス、クワズイモ、タマスダレ、ポトス、カラジューム、モンステラ、アロエポインセチア、アイビー等です。
こちらは1例ですので、新たに植物を飾る場合はよく調べてから飾るようにして下さいね。
Q 何故お花をお供えするの?
A 生花を生ける事により、その一生というものを感じ取る事の大切さという意味合いもありますが、それとは別に大和言葉に「花笑む」という言葉があります。
花がほころんで咲くように微笑む様のことですが、故人の方がお供えする方に向けて、お花に微笑んでもらえる為の贈り物とする説もあります。
それでお仏壇にお供えする時には、贈り物を受け取れる様にこちら側へ向けてお供えするのですね。
何だか心が温かくなりますね。
Q お花を贈るタイミングはいつがいい?
A こちらも宗派等により差がありますが、一般的な事を書いてみますね。
・枕花・・訃報からお通夜までの短い間ご遺体の枕元に飾るお花です。ご遺族が哀しみに暮れ、また忙しい時でもあるため、より近しい存在やご親戚の方のみ贈る事があります。
・お通夜・告別式の祭壇のお花・・こちらは事前に葬儀場等へ確認の上、細かい注意点を伺った上で手配します。決められた生花店以外のお花は持ち込み料がかかる場合もありますので注意が必要です。
また、ご遺族様がお花を辞退されている場合などもあるので必ず確認をするようにしましょう。
・後飾りのお花・・告別式が終わって帰宅してから四十九日の法要までお位牌に飾るお花なのですが、帰宅のタイミングより1日~1週間等経過してご遺族様が落ち着かれ、持ち帰ったお花が傷んでくる頃を見計らうのが思いやりがあるのかもしれません。
・四十九日法要のお花・・ご自宅にお届けする場合は、当日はご遺族様が忙しい為、前日迄に送るようにしましょう。また法要式場へお届けする場合は会場に確認の上手配しましょう。
・祥月命日・年忌法要・・ご自宅へお届けする場合は、命日か法要の前日の午後にお届けするのが望ましいようです。法要会場へお届けの場合は注意事項を伺って事前に手配となります。
・お盆・・お盆は地域により時期が異なりますが、それぞれのお盆に入る前日が適切なタイミングです。
・お彼岸のお花・・ご自宅にお届けする場合は、彼岸入りの前日の午前が適切です。法要を行うと伺っている場合は法要の前日に届くようにします。
ちなみにお彼岸とは、「春分の日」「秋分の日」をはさむそれぞれ前後3日の7日間のことを指します。
Q 「仏花」や「供花」等の区別って?
A 訃報を頂いてからお通夜、告別式、法要…とそれぞれのシーンに置いて呼び方を書いてみますね。
・枕花→訃報〜お通夜まで
・供花→お通夜・告別式で祭壇にお供えする花(それ以外に故人にお供えする花、という意味合いでも使われます。)
・仏花→四十九日等の法要やお盆やお彼岸、また日常的に仏壇にお供えするお花
・墓花→墓前にお供えするお花